Vol.01 モシュコフスキ&パデレフスキ:ピアノ協奏曲集(ピアーズ・レーン)
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズの記念すべき第1巻。19世紀の後半に作曲された無数のピアノ・コンチェルトのうち、ほんの一握り以外のすべての作品は忘れられており、レコーディングにおいてもそのような作品が取り上げられる機会は少ない。そこに着目し、1991年に録音を...
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズの記念すべき第1巻。19世紀の後半に作曲された無数のピアノ・コンチェルトのうち、ほんの一握り以外のすべての作品は忘れられており、レコーディングにおいてもそのような作品が取り上げられる機会は少ない。そこに着目し、1991年に録音を...
黄金コンビによる神童メンデルスゾーンの2台ピアノ協奏曲! メンデルスゾーンは生涯を通じて協奏曲を書いており、この2台のピアノのための協奏曲2曲は初期の作品(なんと14歳と15歳の頃に書かれたもの)。天賦の才に恵まれた彼の早熟ぶりが如何なく発揮され、驚くべき円熟度を示している...
ロシアの重戦車がメトネルのロマンを華麗に紡いでいく。20世紀前半に活躍したピアニスト、作曲家のメトネル。作風は古典的で後期ロマン派に属し、ピアノ曲で多くの佳作を残しており、ピアノ協奏曲は3曲存在する。そのなかでも特に人気の第2番は、ロシア・ロマンの香りを濃厚に湛えた作品で、...
ロシアの大地から沸き起こるロマンの叫びがここに!ロシア伝統のロマンティックな味わいを十分に堪能できる協奏曲2曲をカップリング。冒頭の雄大なオーケストレーションとピアノ独奏のアルペジオによる絡みがグリーグのピアノ協奏曲の有名な冒頭に負けないほど印象的なアレンスキーの協奏曲は、...
これがロシア五人組のピアノ協奏曲! ロシアの大地を想わせる壮大な音世界が広がる!ロシア五人組の中心的人物であったバラキレフと、リムスキー=コルサコフのピアノ協奏曲をカップリング。ファゴット・ソロによるロシア民謡の主題で始まるリムスキー=コルサコフのピアノ協奏曲は、リストのピ...
19世紀ロマン主義音楽の伝統に忠実であり続けたドホナーニの2つのピアノ協奏曲。折衷的な作風とハンガリーのさまざまな民族音楽の要素を取り入れたドホナーニの数多くの作品は、ヨーロッパのクラシック音楽の強力な伝統により深く根ざしており、とりわけブラームスの痕跡が強いことでも知られ...
アムランの怪腕によってよみがえる、19世紀の知られざる超絶技巧協奏曲!ヘンゼルトとアルカンは同時代の輝かしい名声に恵まれたショパンやリストに圧倒され影を薄くしながらも、ピアノに対する明確な定義づけが出来るスタイルを備え、特有のアプローチを示した作曲家である。内気な個性やライ...
ロシア情緒豊かなメトネルの秘曲をアレクセーエフが紐解く! 厳かなピアノ・ソロの強奏に始まり、弦の哀愁に彩られながらぐいぐいと作品に引き込まれていく。メトネルのピアノ協奏曲第1番は野心的なメトネル風の感性が存分に詰まった作品。ここには45年の歳月をかけて完成された秘曲、ピア...
イギリス生まれの「ドイツ人」、ダルベルトの個性的なコンチェルト。ダルベルトはスコットランドで生まれたドイツのピアニスト、作曲家。自身がイギリス人であるという自覚が持てず、次第にドイツに引かれるようになり、帰化もしている。第一次世界大戦中には自らがドイツ人であると宣言した。カ...
「クラリネット協奏曲」と肩を並べるウェーバーの、そしてドイツ・ロマン派音楽の重要作品。ドイツ・ロマン派音楽の開拓者として「魔弾の射手」、「オベロン」など多くの優れた歌劇を生み出したウェーバー。 ウェーバーの“協奏曲”というとまず「クラリネット協奏曲」が思い浮かぶが、2つの「...
現代の正統派ヴィルトゥオーゾによって繰り広げられるドラマティックでピアニスティックな世界。シャルヴェンカは19世紀末から20世紀初頭にかけての、最も人気を博した音楽家の一人であった。彼の作品を称賛した人々の中には、リスト、チャイコフスキー、マーラー、ブラームス、ブゾーニとい...
知性派レーンの手によって解き明かされるパリーとスタンフォードのピアノ協奏曲。 ロンドンの王立音楽院で教授職を貫いたパリーとスタンフォードは、作曲・教育ともに近代英国音楽の礎を築いた人物。そして共に世界初録音となる2つのピアノ協奏曲は、イギリス音楽を語る上でも重要な位置を占め...
絶妙なコンビによって創り上げられたロシア作曲家作品集!グラズノフ、ゲティケともにロシアの作曲家。グラズノフはリムスキー=コルサコフから教えを受け、11歳から作曲を始め、15歳で交響曲第1番を作曲。交響曲の9作品、管弦楽の作品に比べ、協奏曲はわずか4作品でピアノ協奏曲はこの2...
有名な「スケルツォ」を含む、リトルフの最高傑作交響的協奏曲第2番と第4番。 リトルフはイギリスで生まれフランスで活躍したピアニスト、作曲家、そして楽譜出版社も運営するなど大きな功績を残している。彼の最高傑作は5つの「交響的協奏曲」で、第1番が紛失しており現存する第2番~第...
オペラや歌曲で有名なフランスの師弟コンビによる美しいピアノ協奏曲! 《マノン》《タイス》などが有名なオペラ作曲家マスネ唯一の協奏曲は、フランス人らしい美しい旋律と色彩への好みがリスト風のダイナミックな書法とミックスされた、華やかで清涼感たっぷりの作品。冷たい水の流れ、...
ホブソンによってよみがえるアメリカの知られざる協奏曲! アメリカの作曲家、ピアニスト、教育者として活躍したフスのピアノ協奏曲。華麗なトランペットが鳴り響き、荘厳なスケールで始まる第1楽章。第2楽章はピアノと木管の美しい掛け合いが絶妙。第3楽章は明るく楽しく全体としても聞き...
技巧的で勇壮なピアノ協奏曲第1番、華麗で哀愁漂う第2番ともに密かなファンの多い隠れた逸品。 メンデルスゾーンのコンチェルトといえばヴァイオリン協奏曲だが、技巧的で勇壮なピアノ協奏曲第1番、華麗で哀愁漂う第2番ともに密かなファンの多い隠れたる逸品。特に第2番のアダージョはメ...
マルクスとコルンゴルトはともにオーストリア出身であり、後期ロマン派の伝統をくみ、非常に優秀なピアニストとして知られています。マルクスは音楽評論家・音楽教育者としても才能を発揮し、ウィーン国立音楽院の学部長を務めていた。戦後の一時期にはコルンゴルトの息子であるゲオルクを指導し...
英国のドラマティックな作品と、知られざるロマン派のスコットランド音楽の一面を垣間見ることが出来る一枚! トーヴィーはイートンに生まれ、オックスフォード在学中と卒業直後に盛んに作曲を手掛けた。音楽学者や音楽教育者としての経歴が長く、作曲にもその影響が色濃く現れている。演奏家と...
何故ブリュルが神童、天才と呼ばれたのか。その答えをロスコーのピアノが教えてくれる。 1846年に現在のチェコ、プロスチェヨフで生を受け、ブラームスやゴルトマルクとも親交を深めたオーストリアの音楽家イグナツ・ブリュル。幼少の頃より恐るべき才能を発揮し、神童として脚光を浴びた...
超絶技巧のドライショクと偉大な教師クラクのピアノ協奏曲。 クラクはクロトシン(現ポーランド)で生まれドイツで活躍したピアニスト、教師。彼の創設した新音楽アカデミーはピアニスト養成を専門とし、ドイツ最大規模の私立学校となる。数多くの生徒を抱え、有名な生徒には、モシュコフスキ、...
ピアノ協奏曲史上の最難関に挑んだアムランが、またも金字塔を打ち立てた!超絶技巧のピアニストとしても名高いブゾーニの協奏曲は、5つの楽章から成り、演奏時間はゆうに1時間を超え、フィナーレには合唱が付く歴史上特別な地位を占めている協奏曲。このブゾーニの傑作であると同時に、ピアニ...
20世紀前半のイギリスの秘曲をミルンの極上の妙技で聴く! ホールブルックはイギリスに生まれ12歳でピアニストとしてデビューし、その後ロイヤル音楽アカデミーで作曲とピアノを学び、卒業後は指揮やピアノの演奏で生計を立てていた。1900年に発表した交響詩《大鴉》が大成功し、次々...
ポルトガルの巨星ピツァーロが、ポルトガルの知られざる作曲家の叙情を演出!ダ・モッタは、アフリカの島国サントメで生まれポルトガルで活躍した作曲家。リスボン音楽院で音楽を学びシャルヴェンカにピアノを師事、そしてリストの最後の弟子ともなっているダ・モッタはヴィルトゥオーゾ・ピアニ...
アメリカ・ロマン派の代表的人物マクダウェル。 マクダウェルはアメリカを代表するロマン派のピアニスト、作曲家、教師。フランスやドイツで音楽を本格的に学び、作曲家としてのキャリアも築く。アメリカ帰国後は作曲家兼ピアニストとして成功を重ね、アメリカの音楽界における指導的人物として...
古典派の鍵盤楽器協奏曲形式の拡張を試みたリトルフの最高傑作。リトルフはイギリスで生まれフランスで活躍したピアニスト、作曲家、そして楽譜出版社も運営し大きな功績を残している。彼の最高傑作は5つの「交響的協奏曲」で、第1番が紛失しており、現存する第2番~第5番の4曲はこのRPC...
約30年間の頂点に立つ栄誉ある"ゴールド・ディスク賞"を受賞! サン=サーンスのピアノ協奏曲の超名盤です! 名手スティーヴン・ハフと名匠サカリ・オラモの組み合わせによる、Hyperionのロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(RPCシリーズ)を代表するベストセラ...