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竹ノ内博明によるArtalinnaレーベル第5弾は、19世紀から20世紀にかけて活躍した4人のイギリス人女性作曲家に光を当てた意欲作。1919年のプロムスで喝采を浴びたドロシー・ハウエル、映画音楽界で成功を収めたドリーン・カーウィズン、そして19世紀の才媛キャロライン・ライナグルなど、歴史の陰に隠れていた宝石のような作品群を収録しています。
熱気を帯びたヴィルトゥオジティを湛えるライナグルの《ピアノ・ソナタ》には、メンデルスゾーンやスタンデイル・ベネットを思わせる響きが聴き取れます。いっぽう、ドリングの《幻想ソナタ》(1938)には、ロシア的表現主義とバックスを想起させる壮大な作風が息づいており、激しい気迫に満ちた楽想を形づくっています。これに対して、カーウィゼンの《4つの前奏曲》(1950)は、より自然主義的な趣を備えています。そして特筆すべきはハウエルの《舟歌(Boat song)》。間違いなくこのアルバム最大の発見と言えるでしょう。フォーレを思わせるこの7分ほどの作品は、人の心を捉えて離さない美の詩的結晶です。
東京エムプラス
品番:ATLA046
レーベル:Artalinna
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2026年04月30日
《曲目》
キャロライン・ライナグル(1817-1892):
ピアノ・ソナタ イ長調 Op.6
ライフル義勇軍行進曲(1860)
ドロシー・ハウエル(1989-1982):
3つの前奏曲
舟歌(1920)
波しぶき(1920)
複数の作曲家による共作《一年中》(1934)より5月、8月
マデリーン・ドリング(1923-1977):
幻想ソナタ(1938)
ドリーン・カーウィズン(1922-2003):
4つの前奏曲(1950)
《演奏》
竹ノ内博明(ピアノ)
《録音》
2024年10月、サン=マルセル福音教会(フランス、パリ)
Carwithen, Dring, Howell & Reinagle/Hiroaki Takenouchi
Barcode: 3770004972982