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16世紀から17世紀にかけてのリュート音楽のレパートリーは、近代初期のヨーロッパにおける「演奏習慣」「楽譜の伝承」「社会文化的な背景」の相互関係を理解するための貴重な資料です。
ルネサンス期を象徴する楽器であるリュートは、高度な対位法から、口頭で伝えられた舞曲、そして宗教曲や世俗曲のインタブレーション(既存の楽曲をリュート用に編曲すること)まで、あらゆる趣味を反映し、知的で学術的な世界と庶民的な世界の両方で親しまれていました。 特にナポリでは、リュートは公の場でも私的な場でも演奏され、あらゆる社会階級、とりわけ貴族に愛好されていました。彼らにとってリュートは、オルフェウスが奏でた神話的な竪琴の象徴と見なされていたのです。
リュート奏者のミケーレ・カレカは、ファブリツィオ・デンティチェ、ジュリオ・セヴェリーノ、カルロ・ジェズアルドといった作曲家たち、そして傑作を通してその記憶が今も生き続ける作者不詳の芸術家たちと共に、聴く人を魅惑的な音楽の旅へと誘います。
東京エムプラス
品番:C01074
レーベル:Da Vinci Classics
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2025年09月30日
《曲目》
ファブリツィオ・デンティチェ(c.1539-c1581):
ファンタジア4
バルバリーノ・マニュスクリプト(16th c.):
ヴィッリャネッリャ
デンティチェ:
スペインのヴォルタ、ファンタジア5、ガリアルダ・ベッラ
ジューリオ・セヴェリーノ(fl. early 17th c.):
第7旋法によるファンタジア(ファンタジア20)
バルバリーノ・マニュスクリプト:
フォリア・エン・バッスス
デンティチェ:
レチェルカータ
バルバリーノ・マニュスクリプト:
ルッジェーリ
デンティチェ:
ゲソルロイトのための第1旋法によるファンタジア
バルバリーノ・マニュスクリプト:
フランスの歌 ラ・ガッタ、ファンタジア(ファンツァ?) イングランドのアリア「ma piena d’ogni soavità」、スパインのパバーナ、スフェッサーニャ
デンティチェ:
ファンタジア6
バルバリーノ・マニュスクリプト:
Tiento overo Tochata、ナポリのテノーレ
セヴェリーノ:
ファンタジア17
カルロ・ジェズアルド(c.1566-1613):
ベッラ・アンジョレッタ(ミケーレ・カレカ編曲)
《演奏》
ミケーレ・カレカ(リュート)
《録音》
2025年2月、ローマ
Sfessagna Neapolitan lute music of the Renaissance/Michele Carreca
Barcode: 0746160919164