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現代音楽と過去・未来をつなぐ作品たちが並ぶ、稀有な音楽体験。タイトル曲であるミュライユの《Near Death Experience》は、アルノルト・ベックリンの絵画《死の島》に着想を得ており、スペクトル分析と視覚的な感情の力を融合させた音響によって、「死に近づく体験」を音楽で描いています。
ティリングによる2作品は、ルネサンス音楽やワーグナーの和声を引用しつつ、それらを現代的に再構築したもので、特に《Ein Schatten, schwebend》は、記憶と解体、浮遊をテーマにした音の彫刻のような作品です。
リームの《IN FRAGE》は、演劇的で断片的な構成と記憶の反復によって「問い」を形にしたような音楽であり、ベルテルスマイアーの《Verwachsen》は、精緻に編み込まれた音の組織が有機的な成長を思わせる詩的な作品です。さらに、ティリングが編曲したヴェンゼの室内オーケストラ版や、珍しいワーグナーのピアノ作品も収録され、生命と記憶、超越のあわいを探る全体構成が際立ちます。
東京エムプラス
品番:NEOS22501
レーベル:Neos
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2025年08月30日
《曲目》
ペーター・ティリング(1975-):Fragment.Mirroring(2024)~大編成アンサンブルのための
ヴォルフガング・リーム(1952-2024):IN FRAGE(1999/2000)~アンサンブルのための
ビルケ・J・ベルテルスマイアー(1981-):Verwachsen(2019/2020)~アンサンブルのための
ハンス・ユルゲン・フォン・デア・ヴェンゼ(1894-1966):Musik fur Ensemble I-V(1915/2023)~ペーター・ティリングによる室内オーケストラ版
リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):Schmachtend(1858/1881)~ピアノのための変イ長調のエレジー(WWV93)
ペーター・ティリング(1975-):Ein Schatten, schwebend(2018/2024)~大編成アンサンブルのための
トリスタン・ミュライユ(1947-):Near Death Experience(2017)~アルノルト・ベックリン《死の島》による
《演奏》
アンサンブル・リゾナンツェ・エッランティ
ペーター・ティリング(指揮、ピアノ)
《録音》
2024年2月&11月
Near Death Experience/ensemble risonanze erranti, Peter Tilling
Barcode: 4260063225017