ペルシア&バロック ~ ペルシアの古典音楽とヨーロッパのバロック音楽(ハンブルガー・ラーツムジーク、ネオクラシカル・アンサンブル・オヴ・テヘラン)
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ペルシアの古典的レパートリーと ヨーロッパのバロック音楽を追求!
バロック時代、ヨーロッパ社会の目線は東洋の異国に向けられ、中でもペルシアは必ずしも人類学的な性質を帯びたものではない特別な魅力を放っていました。異国の地や人物は、例えばモンテスキューの有名な『ペルシア人への手紙』(1721年)において、異国情緒を装い、絶対主義批判といった啓蒙主義の新たな思想を表現し、広めることを可能にしました。しかし、音楽はそれほど哲学的でも人類学的なものではなく、オペラや器楽において、ペルシアのテーマが特別な刺激を与える傾向がありました。
本アルバムでは、ガンバ奏者のシモーネ・エッケルト率いる、17世紀から18世紀の作品を主なレパートリーとする古楽アンサンブル「ハンブルガー・ラーツムジーク」と、古代写本に伝承されているペルシア音楽を専門とする「ネオクラシカル・アンサンブル・オヴ・テヘラン」の共演で、ヨーロッパの古典音楽と、ペルシア古典音楽を代表とするいわゆる「マカーム世界の伝統」という、2つの偉大な古典音楽世界の間に存在する、強固な美的基盤の繋がりを再考しています。
東京エムプラス
品番:CHR77486
レーベル:Christophorus
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2025年06月10日
《曲目》
ヘンデル:
歌劇 《ペルシア王シローエ》 HWV.24 より 序曲
アジャムラール:
Pishrow in maqâm Neyshâbur & osul Chanbar
マラン・マレ:
ヴィオール曲集第4巻 より アラベスク
アジャムラール:
Pishrow Golestân in maqâm Panjgâh & osul Doyek
トンバックの即興曲
テレマン:
歌劇 《ミリヴァイス》 TWV 21:24 より ペルシアの行進曲
ディミトリエ・カンテミール:
Pishrow in maqâm Bozorg & osul Zarbeyn
ジョゼフ=ニコラ=パンクラス・ロワイエ:
バレエ 《グレナダの女王ザイード》
サントゥールの即興曲 maqâm Hejâz-‘Ozzâl
作者不詳:
Pishrow in maqâm ‘Ozzâl & osul Fâkhte
マラン・マレ:
ヴィオール曲集第5巻 より Marche Persane dite la Savigny
マラン・マレ:
ヴィオール曲集第4巻 より Le Tourbillon Târ pre-composed taqsim in maqâm Nahâvand-e Kabir
アブドゥルカデル・マラギ(14th-15th c.):
Naqsh in maqâm Nahâvand-e Kabir & osul Dowr-e Ravân
パーセル:
劇音楽 《途方に暮れた無邪気者、またはペルシアの王女》 Z.577
《演奏》
ハンブルガー・ラーツムジーク
ネオクラシカル・アンサンブル・オヴ・テヘラン
《録音》
2025年1月2日-5日(ハンブルク、ドイツ)
Classical Persian Music and European Baroque/Hamburger Ratsmusik, Neoclassical Ensemble of Tehran
Barcode: 4010072774866