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声楽デュオとして注目されるラース・コンラートとダニエル・プリンツによるデビュー盤。ドイツ歌曲の詩と音楽に映る「男性性」を、19世紀から20世紀まで横断して描きます。
ブラームスのOp.32は、内省と傷つきやすさといった従来の強固な男のイメージから距離を置いた姿を示します。アイスラー《アナクレオン断章》は、権力誇示や老いへの恐れといった男性像を容赦なく露わにし、禁欲的な音で理想像を批判します。ヴォルフのゲーテ歌曲は酒と昂揚を媒介にした自由の両義性を映し、シューマンは《12の詩》《ミルテの花》《ベルシャザール》で感情と理性の間に揺れる男性像を提示。アンコールのシューベルト2曲が、静かな余韻を与えます。アルバム全体は、現代における男性像の動揺と変化に直接向き合う企画意図に貫かれています。
東京エムプラス
品番:GEN26950
レーベル:Genuin
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2026年01月15日
《曲目》
ブラームス:
9つの歌曲と歌 Op.32(1864/65)
ハンス・アイスラー(1898-1962):
アナクレオン断章(1943)
シューマン:
12の詩 Op.35より第1曲,第3曲,第6曲,第10曲(1840)
ミルテの花 Op.25(1840)より第5曲,第6曲
バラード《ベルシャザール》 Op.57(1840)
ヴォルフ:
ゲーテ歌曲集(1889)より第16曲,第17曲,第29曲,第35曲,第36曲,第37曲,第38曲
シューベルト:
夜咲きすみれ D.752(1822)
ガニュメート D.544(1817)
《演奏》
ラース・コンラート(バリトン)
ダニエル・プリンツ(ピアノ)
《録音》
2025年1月(ドイツ)
Männer/Andreas Frese, Matthias Badczong, V.A.
Barcode: 4260036259506