フォンタネージ:レ・ルグレ ~ ジョアシャン・デュ・ベレーの詩による5声、6声、8声のマドリガーレ集(エラート・アンサンブル)
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ルネサンス期の詩と現代の対位法が交差する、緻密な声楽アンサンブル。
現代イタリアの作曲家フォンタネージが、16世紀の詩集『レ・ルグレ』を現代の技法で構築したア・カペラ作品集。
前衛のドグマや安易な新ロマン主義と距離を置き、対位法と西洋音楽の伝統を重んじるイタリアの作曲家、ダヴィド・フォンタネージによる無伴奏声楽作品集です。本作は、プレイヤード派の中心人物である16世紀フランスの詩人、ジョアシャン・デュ・ベレーの詩集『レ・ルグレ(哀惜)』のテキストを用いた16曲のマドリガーレで構成されています。
フォンタネージの作品において「4」という数字は秩序の原則としてしばしば機能しており、本作でも全16曲が「8声」「6声」「5声」「8声」という4つのグループ(各4曲)に厳密に分割されています。
デュ・ベレーの詩が持つアナフォラ(首句反復)や修辞的な問いかけといった統語論的構造を、そのまま音楽的な模倣や和声の進行へと変換する手法がとられています。ルネサンス期における「言葉に従う」というイタリア・マドリガーレ(第二作法)の精神を現代の語法で再解釈しており、主にシラビックな書法を用いながら、苦悩や皮肉を表現する箇所では半音階的アプローチが差し込まれます。
編成の増減が劇的な効果を生んでおり、8声のグループでは建築的な広がりや主張を、6声では内省的な瞑想を、5声では鋭く論争的なトーンをそれぞれ明瞭に描き分けています。古楽やルネサンス・レパートリーに精通したエラート・アンサンブルによる、精緻なポリフォニーの解釈が光る録音です。
東京エムプラス
品番:C01186
レーベル:Da Vinci Classics
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2026年05月31日
《曲目》
ダヴィド・フォンタネージ(b.1969):
8声のための4つのマドリガーレ
Je ne veux point fouiller au sein de la nature
Je ne veux feuilleter les exemplaires Grecs
Las, où est maintenant ce mespris de Fortune
Cependant que la Court mes ouvrages lisoit
6声のための4つのマドリガーレ
N'estant, comme je suis, encore exercité
France, mère des arts, des armes et des lois
Esprit royal, qui prends de lumière éternelle
Dans l'enfer de son corps mon esprit attaché
5声のための4つのマドリガーレ
Si les larmes servaient de remède au malheur
Tu ne crains la fureur de ma plume animée
On donne les degrés au savant écolier
Muse, qui autrefois chantas la verte Olive
8声のための他の4つのマドリガーレ
Bien qu'aux arts d'Apollon le vulgaire n'aspire
Maintenant je pardonne à la douce fureur
C'était ores, c'était qu'à moi je devais vivre
Ô qu'heureux est celui qui peut passer son aage
《演奏》
エラート・アンサンブル、マッシモ・ロンバルディ(指揮、テノール)
《録音》
2025年6月、Sala Musicale Giardino(イタリア、クレマ)
Fontanesi: Les Regrets – Madrigals for Five, Six and Eight Voices/Erato Ensemble, Massimo Lombardi
Barcode: 0746160920283