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「記譜」と「口承」が交差するヨーロッパ古楽の境界線。多種多様な古楽器と民族楽器が描き出す、吟遊詩人たちの実像に迫る!
初期ヨーロッパ音楽における「口承(オーラル・トラディション)」と「記譜(文字化された音楽)」の接点を探求したプログラム。アルバムは時代順ではなく、「無学な吟遊詩人たち(The Ignorant Minstrels)」と「教養ある吟遊詩人たち(The Learned Minstrels)」という、音楽の伝達様式に基づく2つのセクションで構成されています。
1501年にペトルッチが楽譜印刷術を考案するまで、記譜された音楽にアクセスできたのは主に教会や宮廷の限られた歌手たちでした。一方、メネトリエ(吟遊詩人・辻音楽師)たちは、実演のノウハウを口承に頼って技術を磨き、大衆の舞踏から貴族の私室まで柔軟に適応していました。本作の前半では、失われた器楽の口承レパートリーの再構築を試み、東欧などに残る伝統音楽の様式を中世・ルネサンスの曲に適用しています。後半の「教養ある吟遊詩人たち」では、リュリやマレ、ヴィゼーといった宮廷の教養ある作曲家たちが、吟遊詩人の舞曲からどのような影響を受け、それを対位法に代わる芸術的様式として取り入れていったのかを辿ります。
演奏は、ヴィエルやシトールなどの古楽器から、ウードやネイなどの東洋系民族楽器までを幅広く駆使するアンサンブル「エグザキエ(eXaQuier)」。記憶による再構成という当時の口承プロセスに基づき、現代の解釈では均質化されがちな「舞曲特有の訛りやアーティキュレーション」を復元した、歴史的資料価値の高い録音です。
東京エムプラス
品番:C01184
レーベル:Da Vinci Classics
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2026年05月31日
《曲目》
第1部:「無学な吟遊詩人たち」
ロレンツォ・ダ・フィレンツェ、アドリアン・ル・ロワ、中世の作者不詳のレパートリー、アッポニ写本、ハンガリーの伝統的なレパートリー、他の作品
第2部:「教養ある吟遊詩人たち」
ガスパー・サンス、ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ、ジャン・バティスト・リュリ、ロベール・ド・ヴィゼー、ヘンリー・パーセル、ルドヴィコ・ロンカッリ、ジローラモ・フレスコバルディ、他の作品
《演奏》
エグザキエ(eXaQuier)
マルコ・フェラーリ(フルート、ダブルフルート、カヴァル、ズルナ、音楽監督)
《録音》
2015年1月-10月、Studio Undo(イタリア、ボローニャ)
Ménétriers: Dances and Songs of the European Minstrels/eXaQuier, Marco Ferrari
Barcode: 0746160920269