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18世紀ドイツの音楽出版の中心地、オッフェンバッハ市の「出版王」アンドレ。
モーツァルトの自筆譜を数多く収集した出版者・作曲家、ヨハン・アントン・アンドレの革新的な「大交響曲」と、彼が所有したモーツァルト加筆版のヴィオッティ「ヴァイオリン協奏曲第16番」を収録。
ヨハン・アントン・アンドレ(1774-1842)は、モーツァルトの未亡人コンスタンツェから270曲以上もの自筆譜を買い取ったことで知られる、ドイツ・オッフェンバッハ市の重要な出版者にして作曲家です。《ドン・ジョヴァンニ》や《魔笛》などの自筆譜を所有し、作曲家の死後いち早く「真正性(オーセンティシティ)」の重要性を説いて原典に基づく楽譜出版を行いました。本作は、そんなアンドレのコレクションにまつわる作品と、彼自身の知られざる傑作を組み合わせた興味深いプログラムです。
モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》序曲に続くヴィオッティの《ヴァイオリン協奏曲第16番》は、当時屈指のヴィルトゥオーゾであったヴィオッティの円熟期への突破口となった作品であり、ここではモーツァルトが2本のトランペットとティンパニを加筆した版(KV470a)で演奏されています。この加筆版の自筆譜もまた、アンドレ家が誇るコレクションの一つでした。アルバムのメインとなるのは、アンドレ自身が作曲した《大交響曲 変ホ長調》 Op.25 です。ベートーヴェンの《エロイカ》と同時期に書かれ、4本のホルンとテナートロンボーンを含む大規模な金管楽器群を擁する、当時としては極めて革新的な編成を持っています。また、彼はこの作品のパート譜において、リハーサル用の「練習記号(アルファベットの導入)」を世界で初めて採用した人物の一人としても音楽史に名を残しています。
ヴァイオリン独奏は、フランクフルト放送交響楽団で第2コンサートマスターを6年間務めたあと、2024年からは第2ヴァイオリンの首席奏者を担っているマクシミリアン・ユングハンスが担当。指揮は、2019年より南西ドイツ室内管弦楽団の首席指揮者および芸術監督を務めるベテラン、ダグラス・ボストック。東京佼成ウインドオーケストラの元常任指揮者やオオサカ・シオン・ウインド・オーケストラの首席客演指揮者としても知名度を誇るボストックが、オッフェンバッハ市のキャピトル交響楽団を率い、歴史的文脈に光を当てる意欲的な演奏を繰り広げます。
東京エムプラス
品番:ROP6279
レーベル:Rondeau
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2026年04月30日
《曲目》
モーツァルト:
歌劇 《ドン・ジョヴァンニ》 KV527 より 序曲
ヴィオッティ:
ヴァイオリン協奏曲第16番 ホ短調 G.85(モーツァルトによる2本のトランペットとティンパニ追加版 KV470a)
ヨハン・アントン・アンドレ(1774-1842):
大交響曲 変ホ長調 Op.25
《演奏》
マクシミリアン・ユングハンス(ヴァイオリン)
ダグラス・ボストック(指揮)
キャピトル交響楽団
《録音》
2024年10月2日-6日、キャピトル劇場(ドイツ、オッフェンバッハ)
Offenbacher Sinfonie/Maximilian Junghanns, Capitol Symphonie Orchester, Douglas Bostock
Barcode: 4037408062794