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ベートーヴェンも敬愛したクレメンティの真価を問う、リュウ・シーボーによる渾身の15曲選集。 初期のギャラント様式から、ロマン派を予見する円熟の後期まで、鍵盤の革新者が遺した足跡を辿る3枚組。
ムツィオ・クレメンティ(1752-1832)は、長らく「ピアノ技法の父」や、教育用ソナチネの作者として記憶されてきました。しかし近年の研究により、彼がロンドンを拠点に活動し、出版者、ピアノ製造業者、そして何よりも「鍵盤楽器の奏法を内部から再考した作曲家」として、ヨーロッパの古典派音楽における極めて重要な人物であったことが再評価されています。
本作は、中国の学者でありピアニストでもあるチェン・シュエユアン(Chen Xueyuan)が、リュウ・シーボーを招聘して実現した録音プロジェクトです。二人はクレメンティの膨大な作品群から、そのキャリアの変遷を辿る上で重要な15のソナタを厳選。単なる演奏にとどまらず、楽譜や形式に関する綿密な共同研究を経て、作曲家の音楽的肖像を再構築することを目指しました。 収録された15曲は、チェンバロからピアノへの移行期にある初期の作品から、ロマン派の不安を予感させる円熟期までを網羅。
CD1は、対位法的な伝統と新しいヴィルトゥオージティの対話が見られる初期~中期の作品。CD2は、ロンドンでの地位を確立した時期の、より交響的で密度に富んだ作品群。CD3は、モーツァルトとの競演で知られるOp.24や、ベートーヴェン的な緊張感を孕んだOp.25など、円熟期の傑作を取り上げています。 初期作品に見られる急速なオクターヴなどの超絶技巧から、円熟期のレガート奏法やダイナミックな対比へ。当時の『新しいピアノ』の機能の進化と歩みを共にした、クレメンティの革新性が浮き彫りになります。
演奏を務めるのは、上海音楽学院で修士号を取得し、現在は上海外国語大学賢達学院で教鞭を執る気鋭のピアニスト、リュウ・シーボー(劉 仕博/Liu Shibo)。フランスのニース国際ピアノ・コンクールやカナダのロッキーマウンテン国際ピアノ・コンクールでの優勝歴を持ちます。 彼は、ロシア・ピアニズムの伝説的教育者ネイガウスの系譜を継ぐ名匠リー・ミンドゥオ(李民铎)に師事しており、その演奏は「情熱と冷静さのバランス」を追求した独自の解釈で高く評価されています。
東京エムプラス
品番:C01145
レーベル:Da Vinci Classics
フォーマット:3枚組 CD
発売日:2026年03月20日
《曲目》
ムツィオ・クレメンティ(1752-1832):
【CD 1】
ピアノ・ソナタ イ長調 Op.2-4
ピアノ・ソナタ ト短調 Op.7-3
ピアノ・ソナタ ト短調 Op.8-1
ピアノ・ソナタ 変ロ長調 Op.8-3
ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op.9-3
【CD 2】
ピアノ・ソナタ イ長調 Op.10-1
ピアノ・ソナタ 変ロ長調 Op.12-1
ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op.12-2
ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op.12-4
ピアノ・ソナタ 変ロ長調 Op.25-3
【CD 3】
ピアノ・ソナタ ヘ短調 Op.13-6
ピアノ・ソナタ 変ロ長調 Op.24-2
ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op.24-3
ピアノ・ソナタ 嬰ヘ短調 Op.25-5
ピアノ・ソナタ ニ長調 Op.25-6
《演奏》
リュウ・シーボー(ピアノ/Yangtze River)
《録音》
2024年1月9日&2025年6月24日、上海
Muzio Clementi: 15 Piano Sonatas/Liu Shibo
Barcode: 0746160919874