※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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管弦楽の《セレナード》や《交響曲第2番》などで知られるヴィルヘルム・ステーンハンマルは、オペラを2曲作曲しました。イプセン戯曲による《ソールハウグの宴》とアンナ・ブーベリの台本による《ティルフィング》。いずれもワーグナーの音楽からインスピレーションを得たことがわかる作品です。《ティルフィング》は、1999年にストックホルム・コンサートホールで行われたコンサート形式のライヴによるハイライト盤が Sterling レーベルからリリースされていました。「スウェーデンのロマンティック・オペラ 第11集」で紹介されるのは、このオペラ(楽劇)の初めての全曲録音です。《ティルフィング(Tirfing)》は、19世紀に人気のあった「北欧の神話とサーガ」を題材にした作品です。建築家フェルディナンド・ブーベリの夫人、ステーンハンマルが子供のころから親しかったアンナ・ブーベリ Anna Boberg が書いたばかりの台本に作曲されました。
「ヴァイキングの時代。英雄アンガンテュルが斃れ、狙った敵を必ず殺すという魔法の剣ティルフィングも彼の墓に納められた。娘ヘルヴォルは、身を守るためにその剣を必要とした。男のものとされた剣を得るためヘルヴォルは、男子を装い、戦士ヘルヴァルドゥルとなった。ティルフィングを手に向かうところ敵なしの英雄には、しかし……」。
《ティルフィング》は、 1898年8月12日、新築のストックルム歌劇場で初演され、興行的には大成功を収めました。ただ、稚拙と指摘された台本など、さまざまな事情もあって、批評家からは酷評。ステーンハンマル自身にもいろいろな思いがあったらしく、これをきっかけに彼は創作から離れ、指揮者とピアニストとしての活動に重点を移しました。そして1904年、彼の最良の作品のひとつ、弦楽四重奏曲第4番を発表。創意にみちた作曲の活動を再開します。
このアルバムは、マルメ歌劇場が制作したペール=エーリク・オールン Per-Erik Öhrn による新演出の初演のライヴ録音で作られました。指揮者のアーノルド・オストマン(エストマン) Arnold Östman(1939–2023)は、ヴァードステーナ・アカデミーの芸術監督などを務め、ドロットニングホルム宮廷劇場の指揮者と監督だったころに録音、録画したモーツァルトのオペラで国際的にも知られます。メゾソプラノのマルティナ・ディーケ Martina Dike、バスバリトンのベンクト・クランツ Bengt Krantz、バリトンのダニエル・ヘルストレム Daniel Hällström。マルメ歌劇場をはじめ各地のオペラハウスに出演している歌手が参加しています。
「序奏」「プロローグ」「第1幕」「第2幕」「エピローグ」。羊飼いの笛、鳴り響くラッパ……。「ワーグナーの影」はうかがわせながら、「ステーンハンマルの音楽」というページに独特の魅力のあるオペラ。オストマンの的確な指揮により、初演の人気を思い起こすことができます。
東京エムプラス
品番:CDO1134
レーベル:Sterling
フォーマット:2枚組 CD-R
発売日:2026年01月31日
《曲目》
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871-1927):
楽劇 《ティルフィング(Tirfing)》 Op.15(1897-98)
《演奏》
アーノルド・オストマン(指揮)、マルメ歌劇場管弦楽団、マルメ歌劇場合唱団、マルティナ・ディーケ(メゾソプラノ、ヘルヴォル/ヘルヴァルドゥル)、ベンクト・クランツ(バス・バリトン、アンガンテュル、グズムンドゥル王)、ダニエル・ヘルストレム(バリトン、羊飼い、ヴィーダル)、ウルリカ・ミョルンダール(ソプラノ、グッルヴェーグ)、ヤコブ・ホーグストレム(バリトン、吟遊詩人)、ニルス・オールソン(テノール、召使い頭)、ダルダン・バクラキ(テノール、イエストゥル・イェーンハンド)、ペール・フェーネステーン(バス・バリトン、スヴァスル・スヴィンタンド)、パトリク・フォシュマン(テノール、ハラルド・イャルテ)
《録音》
2011年10月15日、マルメ歌劇場(マルメ、スウェーデン)(ライヴ録音)(ペール=エーリク・オールン演出上演初演)
Stenhammar: Tirfing/Malmo Opera Orchestra, Arnold Ostman
Barcode: 7393338113423