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ペンデレツキはもともとヴァイオリンを学んでいたため、楽器の機能や効果を熟知していました。2篇のヴァイオリン・ソナタは半世紀近い隔たりをおいて書かれ、語法やスタイルの変遷をたどれます。学生時代の作である第1番は直後の《広島の犠牲者に捧げる哀歌》や《ルカ受難曲》の萌芽を感じさせます。しかし激しいリズムやアンダンテ楽章の夢幻的な雰囲気など、まだ20世紀前半のポーランド音楽の伝統も明瞭。《3つの小品》は実験的な作風への移行期で、ピアノの内部奏法やヴァイオリンが胴を叩くなどの特殊奏法が満載で、この世のものとは思えぬ不可思議な音響を作り出します。
ソナタ第2番はアンネ=ゾフィー・ムターのために書かれたもので、明快でリッチな音の世界となっています。ペンデレツキ演奏のスペシャリスト、ロベルト・カバラは作曲者指揮による協奏曲録音もあり、誰にも真似のできぬ理解と説得力を示しています。
東京エムプラス
品番:DUX2192
レーベル:Dux
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2026年10月31日
《曲目》
ペンデレツキ:
ヴァイオリン・ソナタ第1番(1953)
3つの小品(1959)
ヴァイオリン・ソナタ第2番(1999)
《演奏》
ロベルト・カバラ(ヴァイオリン)
ウカシュ・トレプチンスキ(ピアノ)
《録音》
2026年3月2日-5日、クシシュトフ・ペンデレツキ・ヨーロッパ音楽センター(ルスワヴィツェ、ポーランド)
Penderecki: Violin Sonatas & Miniatures/Robert Kabara
Barcode: 5902547021928