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17世紀フランスのリュート音楽 ~ キャビネ・デ・デリス (エドゥアルド・エグエス)

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フランスから「国際的様式」への架け橋。幻の作曲家ル・サージュ・ド・リシェを中心とする、17世紀フランス・リュート音楽の豊かなパノラマ!

ブエノスアイレス出身の名手エドゥアルド・エグエスが「キャビネ・デ・デリス(歓喜/甘美の飾り棚)」と題し、作曲家フランツ・フィリップ・ル・サージュ・ド・リシェ(ルサージュ・デ・リシェー)を中心に編纂した17世紀フランスのリュート音楽集。

ル・サージュ・ド・リシェの生涯は、フランスから逃れてブレスラウ(現在のポーランド領ヴロツワフ、当時はハプスブルク帝国領)で職を得たらしいこと以外、ほとんど謎に包まれており、彼の音楽は1695年に出版された唯一の曲集『Cabinet der Lauten(リュートの飾り棚)』にのみ残されていますが、フランス・リュート音楽の様々な流派を統合し、のちのヴァイスやコレッリ、ヘンデルらに通じる「国際的様式」の到来を明確に予感させる極めて重要な位置を占めています。

『Cabinet der Lauten』の序文で、ル・サージュ・ド・リシェは自身がシャルル・ムートンの弟子であったことを明かし、フランソワ・デュフォー、ドニ・ゴーティエ、そしてロージ伯爵(ヨハン・アントン・ロージ・フォン・ロジンタール)といった高名な巨匠たちから受けた影響に深い賛辞を送っています。エグエスはこの序文を手掛かりに、ル・サージュ・ド・リシェの「組曲 ロ短調」に加え、彼が敬愛した4人のリュート巨匠たちの小品集を各1編ずつ録音。フランス黄金時代からヨーロッパ共通の言語へと向かう、リュート音楽の洗練された変遷を辿る見事なプログラムを構築しました。 

エドゥアルド・エグエスはブエノスアイレス生まれのリュート奏者。ミゲル・アンヘル・ジロレやエドゥアルド・フェルナンデスにクラシック・ギターを学び、アルゼンチン・カトリック大学で作曲を修了。1995年、バーゼル・スコラ・カントルムにてホプキンソン・スミスに師事し、リュートのディプロマを取得。現在は、チューリッヒ音楽大学でリュートと通奏低音の教授を務め、エスペリオンXXIやコンチェルト・イタリアーノなど、世界的な古楽アンサンブルで通奏低音奏者として第一線で活躍。2005年からは、古楽と現代音楽などの対話を探求する自身のアンサンブル「ラ・キメラ」のディレクターを務め、著名な音楽祭への出演を重ねています。

東京エムプラス


品番:NO26007
レーベル:Note One
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2026年06月30日

《曲目》
シャルル・ムートン(1626-c.1699):
小品集 イ長調

フランソワ・デュフォー(before 1604-c.1672?):
小品集 ニ短調

ドニ・ゴーティエ(1597 or 1603-1672?):
小品集 イ短調

ヨハン・アントン・ロージ・フォン・ロジンタール(1650-1721):
小品集 ト短調

フランツ・フィリップ・ル・サージュ・ド・リシェ(17世紀後半):
組曲 ロ短調

《演奏》
エドゥアルド・エグエス(リュート)

《録音》
2025年7月、カルザゲット教会(イタリア)

使用楽器:ポール・トムソン製作(2001年)の11コース・リュート

Cabinet des délices - French lute music of the 17th Century/Eduardo Egüez

Barcode: 4011254260078