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サルテリオの第一人者が300年前の楽器で奏でる、多彩な響きと新たな物語!未発見作品と歴史的奏法で描く18世紀サルテリオの芸術!
18世紀のイタリアで広く普及し、特に女性貴族や女子修道院の間で人気を博していたハンマーダルシマー型の楽器、サルテリオ。サルテリオの名手として、また研究者として活躍しているオーストリア出身のフランツィスカ・フライシャンデールは、2014年に1725年製ミケーレ・バルビ作の楽器と出会って以来、演奏と研究に人生を捧げ、未発見作品の復興や歴史的奏法の復元に取り組んできました。現在はウィーン国立音楽大学で後進を指導し、この楽器の復興を牽引しています。
彼女のニュー・アルバム 《ソロ・ウン・サルテリオ(solo un salterio)》 は、世界初となるバロック・サルテリオによる独奏アルバムです。今日サルテリオは伴奏楽器の印象が強いものの、17~18世紀には宮廷や修道院、教会などで広く用いられていました。
本アルバムでは、イタリアの名手フロリド・ウバルディのソナタ(新発見作品)、スペインやドイツに伝わる匿名の協奏曲や舞曲、マヌエル・カナレスの優雅なメヌエット、さらにフライシャンデール自身の新作を収録。ほとんどが世界初録音となる貴重なプログラムです。演奏では、ハンマーによる打弦(バットゥート)、指の爪やプレクトラムによるピツィカートなど三種類の歴史的奏法を駆使。柔らかく瞑想的な響きから華やかで軽快な旋律まで、サルテリオの多彩な音色を余すところなく引き出しています。研究と芸術が見事に結びついた本作は、忘れられた楽器の真の魅力を現代に伝える注目の一枚です。
東京エムプラス
品番:NO26001
レーベル:note one
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2025年10月31日
《曲目》
1-3. フロリド・ウバルディ(fl.1708-1746):ソナタ
4-10. 作者不詳(ドイツ、18世紀): マリア・コンスタンティナ・フォーグレリン修道女の 《サルテリウム・シュトゥック》 より 6つの協奏曲とジーグ
11.作者不詳(バルセロナ、1764年):スペインのフォリア
12.マヌエル・カナレス(1747-1786):メヌエット第4番
13.作者不詳(オビエド、18世紀):ファンダンゴ
14.フランツィスカ・フライシャンデール(b.1983):プレリュード第1番
15-17. フライシャンデール:ソナタ
18-29. 作者不詳(スペイン、18世紀):サルテリオのための舞曲集
※トラック11を除く全曲世界初録音
《演奏》
フランツィスカ・フライシャンデール(サルテリオ/ミケーレ・バルビ1725年製)
《録音》
2022年7月11日-13日、2024年7月25日-26日、マリア・クミッツ巡礼教会(オーストリア)
Solo un Salterio/Franziska Fleischanderl
Barcode: 4011254260016