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古楽の遺物から、現代の響きを生み出す「生きたメディア」へ!
名手ルカ・クインタヴァッレが気鋭の作曲家たちと創り上げるチェンバロの「変容」。
歴史的アプローチに注力するGlaux Recordsから、突如として放たれる「現代音楽」のアルバム。しかし、底流にあるテーマは一貫しています。「変容(メタモルフォーゼン)」をキーワードに、過去の遺産であるチェンバロという楽器を、固定された歴史的枠組みから解放し、絶え間なく変化する生きた物質として現代に蘇らせるという野心的なコンセプトを持っています。
収録されているのは、ヴォルフガング・リームやハンス・アブラハムセンといった巨匠から、ミケル・ウルキサやバンジャマン・アタイールら気鋭の若手まで、全く異なる美学を持つ作曲家たちの作品群です。その多くがクインタヴァッレのために特別に作曲されたり、チェンバロ用に編曲されたりしたものです。使用楽器にも強烈なこだわりが光り、ニュルンベルクのゲルマン国立博物館に所蔵されているクリスティアン・ファーター(1738年製作)のモデルを基に、アンドレア・レステッリが2018年に製作した拡張型の2段鍵盤チェンバロを使用しています。
最終トラックのレジス・カンポ「パガマニア!」は、誰もが知るパガニーニの有名なフレーズを執拗に反復し続ける、ユーモアと熱狂(マニア)に満ちた1曲。今回の新ヴァージョンではチェンバロをメインに据え、テオ・ウルド版と同じトイピアノ、ドゥドゥク、ウードなどの楽器に加え、ウルド版にはなかったビートボックスやトランペット、さらには「カッコウ笛」「ニワトリのおもちゃ」「ポーランド水笛」といったカオスな音響要素も投入。多種多様な要素が入り乱れ、万華鏡のようなパガニーニの狂乱を展開する愉快なナンバーです。
ルカ・クインタヴァッレ
歴史的鍵盤楽器の枠にとらわれず、現代音楽の最前線でチェンバロの新たな可能性を開拓する名手。様々な世代の作曲家と緊密な対話を重ね、自身のために書かれた新作や編曲作品を通じて、チェンバロを「生きた発明のメディア」として提示し続けています。
東京エムプラス
品番:GL005
レーベル:Glaux Records
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2026年9月上旬
《曲目》
ヴォルフガング・リーム(1952-2024):
6つの前奏曲(2024年チェンバロ版)
ジョアン・マグラネ・フィゲラ(1988-):
爽やかな朝の幻想曲(2023)
マウリリオ・カッチャトーレ(1981-):
ブレーヴェ VII(2021)
アレックス・ナンテ(1992-):
ハコボ・フィフマンのための3つの前奏曲(狂気と神聖さについて)(2017)
バンジャマン・アタイール(1989-):
ラ・カプリシューズ(2025年改訂版)
ルイス・デ・パブロ(1930-2021):
チェンバロのための2つの即興曲(1982)
ハンス・アブラハムセン(1952-):
3つのアメリカン・スタディーズ(2025年チェンバロ版)
ミケル・ウルキサ(1988-):
コントラプルマ(2025年チェンバロ版)
レジス・カンポ(1968-):
無窮動(2025年改訂版)
クリス・デンチ(1953-):
フリッカリング・インスタンシエイション(2024)
レジス・カンポ(1968-):
パガマニア!(2025年チェンバロとエレクトロニクスのための新版)
《演奏》
ルカ・クインタヴァッレ(チェンバロ)
【トラック21の参加ミュージシャン】
Régis Campo(テープ・プログラミング、キーボード、ロー・ヴォイス、口笛、カッコウ笛、ニワトリのおもちゃ)
Yoko Yamada(トイピアノ)
Baptiste Canale-Albertini(トランペット)
Amine Soufari(ウード)
Joël Versavaud(ドゥドゥク)
Guillaume Beer-Demander(ビートボックス)
Vincent Beer-Demander(マンドリン)
Alexandre Beer-Demander(マンドチェロ)
Joaquim Hock(ポーランド水笛)
《録音》
2025年9月19日-20日、2026年1月3日-4日、イタリア
Metamorphosen - Memories, Traces, Rebirths/Luca Quintavalle
Barcode: 0761742936391