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このアルバムは、ヴィオラという楽器が近代以降どのように独奏楽器としての存在感を獲得してきたかを、小品と編曲を通してたどるプログラムです。ロシアで1950年代から80年代に出版されたヴィオラ編曲譜を手がかりに、ヴァディム・ボリソフスキーを中心とするロシアのヴィオラ文化と、プリムローズやターティスら近代ヴィオラ奏者の系譜に光を当てています。パガニーニ、シューマン、チャイコフスキー、プロコフィエフらの名旋律が、ヴィオラの音域と音色に移されることで、華やかさ、憂愁、劇性が新たな姿で立ち現れます。
演奏するヴラディミール・ブカチは、チェコを代表するヴィオラ奏者の一人で、ターリヒ四重奏団のメンバーとして長年国際的に活躍し、現在はドレスデン音楽大学やブリュッセル王立音楽院でも教鞭を執る名手です。本盤は、彼がサンクトペテルブルクの友人から送られた大量のロシア製ヴィオラ譜との出会いから生まれた企画であり、録音そのものがヴィオラの名手たちへの個人的オマージュにもなっています。そこに、同僚でもあるアダム・スクーマルの新作2曲が加わることで、単なる編曲集ではなく、過去から現在へと開かれたヴィオラの肖像が形づくられています。
東京エムプラス
品番:C01208
レーベル:Da Vinci Classics
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2026年7月中旬
《曲目》
パガニーニ:
ラ・カンパネラ(ウィリアム・プリムローズ編)
シューマン:
アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70(ヴァディム・ボリソフスキー編)
チャイコフスキー:
夜想曲 Op.19-4(ヴァディム・ボリソフスキー編)
グラズノフ:
悲歌 Op.44(ヴァディム・ボリソフスキー編)
ショスタコーヴィチ:
春の踊り(ヴァディム・ボリソフスキー編)
ムソルグスキー:
歌劇《ソロチンスクの市》より ゴパック(ヴァディム・ボリソフスキー編)
グラズノフ:
瞑想曲(ヴァディム・スキビン編)
プロコフィエフ:
バレエ《ロメオとジュリエット》Op.64 より ジュリエットは少女(ヴァディム・ボリソフスキー編)
ラフマニノフ:
幻想的小品集 Op.3 より メロディ(A.バリンツェフ編)
グリンカ:
別れ(夜想曲)(ヴァディム・ボリソフスキー編)
プロコフィエフ:
バレエ《ロメオとジュリエット》Op.64 より マーキュシオ(ヴァディム・ボリソフスキー編)
アダム・スクーマル:
Shalik - An Arabic Dance
アダム・スクーマル:
Variations on Gipsy Melodies
《演奏》
ヴラディミール・ブカチ(ヴィオラ)
アダム・スクーマル(ピアノ)
《録音》
2016年8月(ドイツ)
Viola Fascination/Vladimír Bukač, Adam Skoumal
Barcode: 0746160920504