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天使か、悪魔か。
チャンドラー&ラ・セレニッシマが迫る、フランスとイタリアのバロック・ヴァイオリン技巧の系譜!
英タイムズ紙が「ヴィヴァルディの化身」と絶賛するエイドリアン・チャンドラー。彼が率いる英国屈指の古楽アンサンブル「ラ・セレニッシマ」がニュー・アルバム『ヘルズ・エンジェルズ』で、バロックの闇と光を描き出す。
1728年にドイツのカッセル宮廷で開催された、ピエトロ・ロカテッリとジャン=マリー・ルクレールによる伝説的な競演。その際、目撃者はルクレールの演奏を「天使のように」、ロカテッリの演奏を「悪魔のように」と評したと伝えられます。アルバム・タイトル「ヘルズ・エンジェルズ」は、この逸話からインスピレーションを得ており、フランスとイタリアのバロック音楽における演奏スタイルや技巧の交配を探求するプログラムを編み上げました。
滅多に演奏されないヴィヴァルディの初期作品であるソナタ RV 820は、第60小節以降の手稿譜が失われているため、チャンドラー自身が最終楽章を補筆完成。その他、ルクレール、ギュイマン、マルチェッロ、マシッティといった、当時の最も要求度の高い室内楽曲を厳選。単なる伴奏楽器から出発し、超絶技巧のヴィルトゥオーゾ楽器へと劇的な社会的地位の向上を遂げたヴァイオリンの歴史を辿る、「ラ・セレニッシマ」面目躍如といえるアルバムです。
エイドリアン・チャンドラー
1974年マージーサイド生まれのヴァイオリニスト。王立音楽大学在学中の1994年にラ・セレニッシマを結成し、ヴィヴァルディ作品をはじめとするイタリア・バロック音楽の探求に生涯を捧げています。右肩の腱を2本切断する大怪我を乗り越え、2025年にチャールズ3世国王の御前で指揮者デビューを果たし、2026年には演奏活動にも完全復帰しました。ラ・セレニッシマとのレコーディングでは、これまでに英グラモフォン賞を2度受賞(2010年、2017年)。結成30周年を記念して録音されたヴィヴァルディの『四季』(SIGCD886)は、2026年のBBCラジオ3「Building a Library」のトップ・チョイスに選出されるなど、現在も極めて高い評価を獲得しています。
東京エムプラス
品番:SIGCD1009
レーベル:Signum
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2026年10月上旬
《曲目》
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
ヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調 RV 820
(※最終楽章は手稿譜欠落のため、エイドリアン・チャンドラーによる補筆完成版)
2本のヴァイオリンのためのソナタ ヘ長調 RV 68
ベネデット・マルチェッロ(1686-1739):
2本のチェロと通奏低音のためのソナタ第5番 変ロ長調 Op.2-5
ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):
2本のヴァイオリンのためのソナタ第5番 ト短調 Op.12-5
ルイ=ガブリエル・ギュイマン(1705-1770):
チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト長調 Op.13-1
ミケーレ・マシッティ(1663/64-1760):
ヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのソナタ第15番 ト短調 Op.6-15
《演奏》
ラ・セレニッシマ
エイドリアン・チャンドラー(ディレクター、ヴァイオリン)
《録音》
2022年12月11日-14日、ウェルズ大聖堂学校 シダーズ・ホール(イギリス)
Hell's Angels/La Serenissima, Adrian Chandler
Barcode: 635212100929